ネパール・ヒマラヤ 観光スポット情報

ネパール連邦民主共和国

ネパールは、南アジアの共和制国家(2008年に王制廃止)。
東、西、南の三方をインドに、北方を中国チベット自治区に接し、西北から東南方向に細長く内陸部がある。国土は世界最高地点エヴェレスト(サガルマータ)を含むヒマラヤ山脈および中央部丘陵地帯と、南部のタライ平原から成る。ヒマラヤ登山の玄関口として役割を果たしている。
食文化はインド料理、中華料理とチベット料理が融合されたものである。ネパール国の位置がインドと中国・チベットに近いために生じた現象である。 味としては、インド料理に似ているものが多い。

お勧め観光スポット

カトマンズ
カトマンズカトマンズは、ネパールの首都で最大の都市である。カトマンズ旧王宮広場(ダルバール広場)の南西の隅に、一本の木(カスタ)からできたという伝説をもつ祭場(マンダプ)がある。この建造物の名称、カスタマンダプ がカトマンズの名の由来だと言われる。建立年は不明だが12世紀頃と考えられている。カトマンズの渓谷は、ネパールの首都カトマンズのある盆地一帯のことユネスコの世界遺産に登録されている。
スワヤンブナード寺院
スワヤンブナード寺院スワヤンブナートは、ネパールのカトマンズ盆地にあるネパール仏教寺院。カトマンズ渓谷の一部としてユネスコ世界遺産に登録されている。400段弱の急な石階段を上ったところが寺院の中心になっていて寺院中央には仏塔がそびえている。ネパール仏教にとっては最も重要な仏塔である。仏塔には仏陀の知恵の目が四面に描かれ、仏塔の周囲には、チベット仏教の特徴を示すマニ車が並んでいる。また、この寺院は別名モンキー・テンプルと呼ばれるほど猿が多い。
パタン・ダルバール王宮広場
パタン・ダルバール王宮広場パタンダルパール広場は、カトマンズ渓谷内の3つの主要都市であるカトマンズ、パタン、バクタプルにそれぞれある王宮広場の名称で、周辺にはチベット仏教の寺院が集中して、ネワール人の芸術家や工芸師が製作した展示品等が多く存在する。
パシュパティナートヒンズ教寺院
パシュパティナートヒンズ教寺院パシュパティナートは、カトマンズにあるシヴァ神を祭るネパール最大のヒンドゥー教寺院。シヴァが滞在したとの言い伝えのあるこの地は、はるか1500年以上も昔から巡礼地となっており、インド大陸四大シヴァ寺院の一つにも数えられ、ヒンドゥー教が国教であるネパールでは最高の聖なる地でもある。寺が面しているバグマティ川には、隣接した火葬台を複数備える火葬場があり、灰はこの川に流される。バグマティ川は、ヒンズーの聖地であり、インド、バラーナシを流れるガンジス河に通ずる支流にあたるため、ここのガート、ghatsとは川岸に設置された階段、洗濯場や巡礼者の沐浴、体の一部またはすべてを清める行為の場として用いられ、遺灰をこの川に流すのがネパールのヒンズー教徒の願望である。位の高いものほど上流の火葬台で焼かれる。バグマティ川に架かる橋上は、火葬の最高の見物ポイントになっている。パシュパティナート寺院は、ヒンズー教徒以外は立ち入れないが、火葬場は入場料を払えば誰でも入れる。
ボダナート仏教寺院
ボダナート仏教寺院ボダナートは高さ約36mのネパール最大のチベット仏教の巨大仏塔であり、カトマンズ渓谷の一部としてユネスコ世界遺産に登録されている。世界チベット仏教の中心地であり、中心にはブッタのお骨(仏舎利)が埋められている。ボダナートのボダは仏陀の、仏教の、智慧を意味し、ナートは主人、神などを意味する。三重の基壇と直径27mの石造りドームからなり、その上には四方を見渡すブッダの知恵の目が描かれている。塔頂からはタルチョーという万国旗を思わせる旗が八方に掛かり、独自の雰囲気を醸し出している。この仏塔の周りを、毎朝、信者たちがマニ車を持って周囲を108回右回りする。
チャングナラヤン寺院
チャングナラヤン寺院チャングナラヤン寺院はリッチャヴィ王朝時代に建立されたネパールでもっとも古い寺院として世界遺産の史跡に登録されています。
バクタブルダルバール広場
バクタブルダルバール広場バクタプルはカトマンズから東に12キロ、カトマンズ盆地の東端にある古代ネワール人の都市である。町の中心広場“ダルバール広場”には55の窓のある旧王宮がある。これは、ブパティンドラ・マッラ王の建てたもので1769年まで王室一族が居住していた。現在は国立美術館になっている。 ムルチョック宮殿に通じる金の門の近くにはタレジュ寺院がある。この寺院は、タレジュ・バワニ女神に捧げられたものでタレジュ・バワニと生き神クマリの聖堂がある。 寺院へはヒンズー教徒しか入れず、生き神の撮影は厳に禁止されている。映画“リトル・ブッダ”の撮影に使った場所でもある。
サランコット
サランコットサランコット首都カトマンズの西約140km、ポカラのぺワ湖の北部に位置する標高1592mの高地である。ポカラのペワ湖の北部、湖とポカラノの町を見下ろす高台にあり、アンナプルナ、マチャプチャレ(6993m)などヒマラヤ展望のできる観光地である。特に日の出のヒマラヤの美しさで知られ人気の観光地である。
ナガルコット
ナガルコットナガルコットは標高2100mの高原地帯でカトマンズ盆地の東部に位置し、ヒマラヤ山脈に映える日の出や夕日の眺望が美しい有名な所である。

 

ネパールUNESCO世界自然遺産

サガルマータ国立公園
サガルマータ国立公園サガルマータ国立公園は、ネパール北東部に位置する山岳地帯にある国立公園でユネスコ世界自然遺産に登録されている。

世界の屋根といわれるヒマラヤ山脈、世界最高峰エベレスト、ローツェ、マカルー、チョ・オユーなどの山々は1979年、ユネスコ世界自然遺産に登録された。公園内には高山植物やレッサーパンダ、ジャコウジカなどの珍しい動物も生息している。近年は、山頂を目指す登山家以外にも、公園内のトレッキングを楽しむ旅行者が増えている。

チトワン国立公園
チトワン国立公園チトワン国立公園は、ネパール南部に位置するジャングルを保護する目的で設置された自然保護公園で1984年、ユネスコ世界自然遺産に登録されている。このチトワン国立公園の標高は、50m~200m程度で亜熱帯気候である。公園内には、インドサイ、ベンガルトラ、ヒョウ、一角サイ、鹿や野生の孔雀、ヌマワニ等の絶滅の恐れのある動物が生息している。また野鳥の種類は500種類以上で、世界一といわれてもいる。朝には必ずといってよいほど朝露が立ち込める。ゾウの背中に乗って見て周るジャングルサファリや、ラフティング、カヌーやバードワッチングなどのアクティビティを楽しむことができる。観光客は許可がないと立ち入りできない。ホテルへはバス停へ出迎えがきており、たいていはジープだが、時には馬車や牛車であることもある。ホテルには電気が引かれているところと、ランプだけのホテルもある。また、ホテルは国立公園内に立地しているものとそうでないものとがあり、敷地内にあるホテルの方がアクティビティの上で便利。タルー族の民家や生活ぶりはきわめて素朴なもので一見の価値がある。夜に催されるタルー族のダンスショーも大変素朴なものである。
ルンビニ
ルンビニルンビニは、南部タライ平原にある小さな村。仏教の開祖・釈迦の生まれたとされる地。仏教の八大聖地の1つでもある。マーヤー・デーヴィー寺院を中心に、アショーカ王が巡礼したときに建立された石柱、釈迦が産湯をつかったという池などが残る。1997年ユネスコ世界文化遺産に登録されていて、特に12月から1月にかけて巡礼者で賑わっているが。仏典]に伝えられるところによれば、釈迦のこの世への現れは母親の摩耶(マーヤー)がお産のために実家へ里帰りする途中ルンビニ(藍毘尼) の花園で休んでいた時に夫人の脇の下より姿を現し誕生した。釈迦はこの世へ出てすぐに七歩歩いて右手で天空を指し左手で大地を指して“天上天下唯我独尊”と声を出したと言う。生後一週間で生母は亡くなり、母の妹、マハープラジャパティーにより釈迦は養育されたという。